うつ病(精神疾患)と糖尿病との関係性
糖尿病だからうつ病を発症するのか?
それとも、
うつ病だから糖尿病が発症するのか?
ストレスで血糖値が高くなるという事がわかっています。
身体や心にストレスがかかると、
血糖値を上げるホルモンが分泌〈ぶんぴつ〉される一方で、
インスリン抵抗性が強くなります。このため血糖値が上がります。
糖尿病とうつ病は、
両方の疾患を合併する患者さんの割合が高いといわれています。
海外において、2型糖尿病患者さんがうつ病を併発するリスクは、
糖尿病でない方と比べて15%程度高く、
またうつ病患者さんが2型糖尿病を併発するリスクは、
うつ病でない方と比べて60%程度高いという報告があります。
その理由として、
糖尿病患者さんでは、一般的なストレスに加え、
血糖コントロールに伴う心理的なストレスがあること、
うつ病患者さんでは血糖を上昇させるホルモンの分泌が増えることなどが考えられています。
炭水化物を多く含む食品を大量に食べてしまう人にとっては
非常に、危険な状態が続いてしまう結果となっております。
うつ病になったら、程よく糖質をとっていきたいものです。