うつ病Ⅴ字回復の裏技～完治までの近道～　人のカラダは気・血・水で構成されている編 - うつクオリティー　うつ病Ⅴ字回復の裏技　～完治までの近道～

これは、
株式会社主婦の友社は、『最新版　マンガでわかる　ココロの不調回復　食べてうつぬけ』
に紹介されている内容です。
この本では、外来新患2年待ちの栄養専門医師・奥平智之氏が、ココロの不調に効く食事や栄養をマンガでわかりやすく教えてくれます。

タイトル：最新版　マンガでわかる　ココロの不調回復　食べてうつぬけ [ 奥平智之 ]
定価：1540円（税込）
発売日：2022年10月31日（月）
判型：A5判・208P
ISBN: 978-4-07-452587-4
出版社：主婦の友社

漢方の基礎知識

気血水とは

東洋医学では、人のカラダを構成する基本的な要素は気・血・水だと考えています。

気は生命エネルギー、
血はカラダの中を流れる血液
水はカラダの中を流れる血以外の液体をさしています。

「気（き）」とは生きるために必要なエネルギーのこと。

気は不足するとエネルギー不足になるため、体が疲れやすくなったりやる気が起こらなくなったりします。
気が滞ると、イライラしたり、ため息をよくつくようになったりします。

「血（けつ）」とは血液のこと。

「血」には精神活動を充実させ、全身に栄養を運んでカラダを潤す働きがあります。
「血」が不足すると栄養不足になったり、乾燥肌になったり、目が疲れやすくなったり、涙も出にくくなります。「血」の流れが滞ると肩こりや腰痛がおきたり、シミやあざができやすくなります。

水「（すい）」とは血液以外のカラダの中の水分のこと。

「水」は、カラダ全体に水分を充実させるため、肌・関節・臓腑などにうるおいを与えます。「水」はカラダの中の余分な熱を抑え、汗や尿として排出する働きもあります。
「水」が不足すると、乾燥するため、喉が乾いたり、肌荒れが起きたり、便秘になったりすることもあります。
「水」の流れが滞るとむくんだり、下痢を起こしたり、鼻水が出たりすることもあります。

東洋医学の診察法『四診』

＜望診＞
望診とは、患者からの情報を視覚的に収集する方法です。患者の動作や歩行、顔色や表情、皮膚、爪、髪などを観察することが含まれます。特に舌診と呼ばれる方法では、舌の色や形、舌表面についた苔の状態を重要視して観察します。

＜聞診＞
聞診は、聴覚と嗅覚を使って情報を集める方法で、現代医学では聴診も含まれます。言語や音声から情報を得る際には、発語の明瞭さや応答の流れなどを評価し、また咳や呼吸音、腸の動きの音などを聴取して患者の状態を理解します。

＜問診＞
東洋医学の問診は、現代医学と同じく患者から症状や経過について情報を得る方法ですが、東洋医学では患者の実際の言葉を巧みに引き出し、そのまま診療録に記録することが重要視されています。

＜切診＞
切診は直接体に触れて行う診察方法で、脈診や腹診だけでなく、手足や背中の触診も含まれることがあります。脈診では脈拍や不整脈の有無だけでなく、脈の強さや幅などを観察して体の状態を判断します。腹診ではお腹の硬さや痛みの有無、動悸の感じ方、腹筋の緊張度などを評価します。

質問に答えて気血水のタイプを知ろう！

気虚タイプ
体がだるいと感じる１０点
気力がない１０点
疲れやすい１０点
日中、眠くなる６点
食欲がない４点
かぜをひきやすい８点
物事に驚きやすい４点
声に力がない６点
舌が肥大して歯形がある８点
脈が弱い８点
おなかの力が弱い８点
胃下垂である１０点
へその下がやわらかい６点
便がやわらかい、下痢６点

３０点以上は「気虚」タイプです

気虚タイプの人は
体のエネルギーがである
「気」が不足していて元気がない状態

気虚に効く漢方薬

補中益気湯
「中（体の内側）を補い気を増やす」という意味で名付けられている補中益気湯は、胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、「気」を上のほうに動かしてめぐらせることで、疲れを改善していく処方です。